日記内連載 春夏秋冬の奇妙な闘病記 第7話 音 悲しみ

注意 今日の闘病記はちっと重いです。

あれは入院中の深夜、いつもどおり相部屋の連中は好き勝手やって寝ているために(TVのつけっぱなしとか)眠れずに居るときのことでした。

安眠は出来ないものの、それでもその日は少しは眠れていたんですが、その眠りは変な音であっけなく破られてしまいました。

ただでさえ、寝不足が続く日々。私は本気で怒りを覚えました。とはいえ、別に怒鳴り込むつもりはありません。ただ、その音の正体を突き止めようと決意しただけです。

とりあえずベッドから立ち上がると、静かに廊下に顔を出しました。何の音かも解からないし、あまり夜に出歩くと看護士に怒られますから。

で、用心深く病室を出て、ナースセンター近くまで行くと、その正体はあっけなく解かりました。

通路のあちらこちらで泣く人。

走り回る看護士

そして、1つだけ開けられた個室の病室

その病室の患者さんが亡くなったということは容易に想像できました。

言葉は出ませんでした。昼間は明るく。夜は静かな病院。

病院と言えば、基本的に怪我や病気の治療の場所という正のイメージしか頭にありませんでしたが、良く考えればその逆の負の意味、すなわち死もそこにはあるわけです。

怖かったです。すぐに部屋に帰りました。よくよく考えれば自分がいる病棟は呼吸器科。基本的に病状が重い人が多いところです。そして、それは自分も例外ではありません。

自分の中にある『病』それは現在でこそ、ある程度、助かる確率も上がってきてますが、少し前は『不治の病』と呼ばれていたもの。私が必ず日常へと戻れる保障は無いんです。

現にこれまでの治療で使っている抗癌剤によろ肉体へのダメージは深刻なレベル。見舞いに来る友人達は皆、私の状態に目を疑う程です。

その日は真剣に眠れませんでした。これまで別に意識していなかった『死』それが、いきなり自分の中にイメージ付けられたのです。本気で怖くて眠れませんでした。

今でも、時々あの時の恐怖を思い出します。日常に戻った私ですが、それでもあの病気には再発性がありますから。

現在は毎日健康に気を使う日々です。皆さんも本気で無理は可能な限り避けるように生活したほうがいいですよ。

第7話 終

追伸1

今日の闘病記にも本当は笑いを入れたかったんですが、無理でした。ごめんなさい。

追伸2

ちなみに闘病記の中のショックを受けた日の次の日には、すかっり回復して同人誌読んでました

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