日記内連載 春夏秋冬の奇妙な闘病記 最終章 手術 夜
今日はシリアスモードでGO!!
光がある。眩しい。何かウルサイ。何も考えたくない。ただ眠りたい。
自分と言う概念すら、意識から消え果ている中、私が言葉に出来ずとも感じられたものは、多分これだけのことだと思う。
ある春の日の夕暮れ時。私――春夏秋冬は気づけば病院の集中治療室のベッドに寝かされていた。最もこれを知覚出来たのは手術終了から、約3時間後のことだ。
目を覚まし、何とか見て、聞いて、話せるようになった私が最初に望んだものは、家族の姿でも、友人の姿でもなかった。ただ望んだもの、それは……
睡眠。
あ、待て、冷たいヤツとか言うな!! (シリアスモード終了)いや、本当に聞いてくれよ。手術後って本当に眠いんだよ。しかも、その眠さときたら、これまで経験したこと無いぐらいなんですよ。(一切誇張なし!!)
麻酔の影響と手術によって生じた疲労。これに打ち勝つの無理だって。シリアスモードで書いた『自分と言う概念すら、意識から消え果ている』と『光がある。眩しい。何かウルサイ。何も考えたくない。ただ眠りたい』というのは演出じゃなくて、本音そのもの。
実際、手術終了後に家族が面会に来たとき、(私が最初に目を覚ました時のこと。当然記憶は無い)本気で心配して「大丈夫だったか?」と聞いてきた父に、私は、
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅxぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
と、獣の目で唸ったそうです。(母談。ちなみにこの時のことを母は『春夏秋冬が狂ったのかと思った』と言いました)
記憶はありません。しかし、理由はそれこそ簡単に予測できます。間違いなく私は眠りを邪魔する父を威嚇していたのでしょう。
その後も、何とか意識を取り戻した私と家族の会話はそれはもう短いものでした。
家族としては話をしたかったのでしょうが、私は本気でそれどころじゃありません。この時の私なら目の前に『美少女or美女の巫女』がいても、睡眠を選択しかねません。
つまり、それだけ生命として危険な状態だったわけです。
家族との面会が終わり、これで眠れると思った私でしたが、それは儚い夢でしかありませんでした。その理由は次回『春夏秋冬の奇妙な闘病記 最終章 手術 集中治療室 白衣の悪魔と機械』で語らせていただきます。
春夏秋冬の奇妙な闘病記 最終章 手術 夜 終